マリオ・ベリーニへのインタビュー 新建築2002年2月号掲載

「新建築」 2002年2月号 デザイナー、マリオ・ベリーニへインタビュー 小形 徹 辻村 亮子

身体・家具・建築そして都市

イタリアの建築家・デザイナーであるマリオ・ベリーニにインタビューを行った。

身体、家具、建築、都市の間にはスケールの違いがあり、それらを混同して考えるべきではないと彼は話す。しかし同時に、彼自身はいずれの場合でも身体的な経験をその基に据えていて、彼自身が認めるように、その身体経験にはデ・キリコの絵画空間からの影響も含まれている。つまり、直接的な体験のみならず記憶や夢というものもその経験に侵入しているということを前提にしている。

スケールの異なるものをわけて捉えること、同時にそれらを身体的経験により捉えること。このふたつの捉え方のあいだにはどんなことがおこっているのだろう。あらためて読み返してみても興味深い。

マリオ・ベリーニへのインタビュー / 身体・家具・建築そして都市
小形徹(プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所)+ 辻村 亮子(AXIS)によるインタビュー
掲載:新建築2002年2月号掲載 / 新建築社

「新建築」 2002年2月号誌面1 デザイナー、マリオ・ベリーニへインタビュー 小形 徹 辻村 亮子

「新建築」 2002年2月号誌面2 デザイナー、マリオ・ベリーニへインタビュー 小形 徹 辻村 亮子

プロダクトや家具から都市的スケールに至る建築プロジェクトまでを全世界的規模で展開するM・ベリーニの活動は、まさにグローバルといって差支えがない。しかし同時にそれらへのアプローチは常にサイトスペシフィックなものであり、また強くイタリア的と思わせる資質をその背後に影のごとく寄り添わせている。

我々の興味はそのような独特なスタンスがどのような考えを基にして発生し、実践されているのかという部分にありました。

2001年10月にドリアデから出された新しい家具のシリーズ「FAUST」の発表のために来日したM・ベリーニに、我々二人が身体・家具・建築・都市ということを話題に中心にすえてインタビューした記録の抜粋です。 雑誌「新建築」 2002年2月号に掲載されました。

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小形 徹 * 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所
Toru Ogata * Yumiko Ogata + Prospect Cottgae Architects