神奈川県 家畜保健衛生所 指名コンペにて特定案として選出され 建設された
群をなす
群のように集う幾つもの勾配屋根
敷地内のあちこちに建つ既存の牛舎や豚舎等のスケールや形状となじむように、この建築は一つの群をなし、周りの穏やかな風景に溶け込んでゆく。
機能的で明解な平面計画、群のように集う幾つもの勾配屋根の建物、
それらがトップサイドライトを持つ廊下でつながれている、そんな建築である。
神奈川県 家畜保健衛生所
新築 / 庁舎
鉄骨造 / 平屋建て / 神奈川県海老名市 / 2007-2009 / 指名コンペ応募案 / 特定案
設計:小形 徹 * 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所
総合企画アンド建築設計(協働)
指名コンペにて特定案として選出され 建設された
家畜の保健・衛生を、管理・検査するための神奈川県の施設です。指名コンペが行われ、私たちと総合企画アンド建築設計が協働して提案した案が、採用案として特定されました。
敷地は、神奈川県海老名市の里山の風情が残る一角で、周辺には大小さまざまな牛舎や豚舎や鶏舎、サイロや小屋群が配置され、大きな立ち木が多数植えられています。
建物は、作業部門ごとにグルーピングされ、それらが一筆書きのように中廊下でつながれた構成になっています。これを敷地形状に合わせて配置し、建物に囲まれた部分を中庭のような作業場/駐車スペースとしました。
諸室は中廊下の両側に配しています。暗くなりがちな中廊下に対しては、トップサイドライトを全面的に設け、自然光を取り込んだ明るく清潔感のある気持ちの良い空間としました。
このページの最初に戻る
プロジェクトに戻る