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横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

その向こうにある、その向こうにいる
そんな未来や気配へつながってゆける場所をつくること。


浦和の家 二期工事

2×4のメーカーハウスをリフォームした浦和の家でしたが、こどもたちもあっという間に大きくなり、それぞれに部屋が必要になってきたということで、それまで家族全員川の字で寝ていた大きな部屋を三人の姉妹のための3つの独立したゾーンに分け、さらにウォークインクローゼットを確保するリフォームを行いました。
既存の全館空調システムによる空気の流れを維持しつつ、お互いの気配を感じながら、同時にそれぞれが自分の個性を大切にしてゆけるような場所づくりを心がけました。

さらに別のもう一部屋を男の子のための部屋に。引き戸はグレイッシュなミントグリーンに塗装しました。

記:2024年04月


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横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

粗い壁と、くぐりぬけ

横須賀の家 鴨居

横須賀市鴨居に建設した家。2階が主階のこの家の内部は、木の柱や梁そして構造用合板を現しとした粗い壁と、仕上げられた柔らかな印象を生み出す壁とで囲まれています。また、明るく広がりのある室内と仄暗く落ち着いた室内とを普段の生活の中で行き来するように計画されています。

この家の住まい手は、壁をくぐりぬけながら、相反する仕上げや光や雰囲気を経験しながら、そこで日々の暮らしと建築を生きてゆきます。そしてこの家と共に豊かな時をつくりあげてゆくでしょう。

記:2024年03月



横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

暮らしと詩情

世田谷区 深沢の家

窓から手をのばせば隣の家に届きそうなくらい住宅が密集したエリアに建てた木造三階建ての家ですが、室内はのびやかで、すがすがしい空気にあふれています。どこかまちかどのような雰囲気もあり、そこに人の気配が見え隠れするのも、この家を心地よく感じる理由かもしれません。

一階に設けた小さな脱衣兼洗面コーナーは、必要に応じてまるく囲うカーテンで仕切ることができるようになっており、カウンターと収納を造作でつくりました。二階に設けた台所のキッチンカウンターの長さは4m、こちらも造作家具。建て主さんが収納したいものの大きさを丁寧に調べて、それぞれがそれぞれの場所にきちんと収納できるように設計しています。建て主さんがワトコオイルを自ら塗装し、愛着の持てるキッチンとなりました。

暮らしの変化に合わせて、少しづつDIYでいろいろ整えていると聞いています。
素敵な暮らし方ですね。

記:2024年02月・01月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

まちかど

横須賀の家 追浜

少し前にこの家を訪ねた時に、能登仁行和紙で仕上げた壁が随分としっかりしてきたような印象を受けました。

しっかりしてきたというのは、具体的にはその質感が引き締まってきたように見えたということですし、別の言い方をすれば空間や家そのものと一体化してきたということです。

次の春を迎えると竣工してから丸三年ということになりますが、建物としての生はまだ始まったばかりです。このあともゆっくりと時間をかけ、家として深まってゆくこと、楽しみです。

記:2023年12月



横須賀の家 久里浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所



光のシークエンス

横須賀の家 久里浜

現在発売中の季刊雑誌「住む。」2023年 秋 87号 に掲載されている
企画「住処に住む。」第四十七回のコーナーに紹介していただいています。


静かな場所で、いつか見た風景

大切にしているのは、
そこに生きる人にとって親しみやすく穏やかで、
ふっと 気持ちをどこかへいざなってくれる すまいの風景。

求められる性能や機能を確保し、
使いやすく過ごしやすい居場所を丁寧に提案。
その過程を家族と共有しながらかたちづくっていく。

大切なすまいの風景を一緒に考えてみませんか。


記:2023年11月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

まちかど

横須賀の家 追浜

この家の居間や台所は2階にあり、切妻屋根の外観がそのまま室内にあらわれた一室空間です。そこに珪藻土入りの能登仁行和紙で仕上げた立体的な間仕切りを設けました。

正面は客用洗面室、照明器具のガラス傘は太田潤(福岡)によるものを建て主さんが手配して取り付けました。間仕切りの上はロフトとして使うことができます。薄灰色の天井をつたう柔らかな光が、間仕切りの向こうに設けたちいさな部屋とこちら側とを緩やかにつなげてゆきます。

記:2023年10月



横須賀の家 久里浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所



光のシークエンス

横須賀の家 久里浜

吹き抜け下の室内の様子です。
吹抜け上部の東面には高窓を、地窓を東南の角に、南面は掃き出し窓としています。表情豊かな光が一日をかけてゆっくりと室内を移動してゆきます。その光の穏やかな変化に気がつく時、ひとときここで暮らす人は、どこか遠くの場所へと思いを馳せているのかもしれません。
収納棚とベンチ、そしてテーブルはマツの三層パネルで制作しました。

記:2023年9月

横須賀の家 久里浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

光のシークエンス

横須賀の家 久里浜

玄関までの様子です。
外構のざっくりとした扱いと外壁の銀色の波板が庭まわりの雰囲気をつくってくれています。
最初は少し高い板塀でアプローチを構成していたのですが、少しずつ手を入れてきて今のような形になっています。ハツユキカズラを中心とした地被植物とボウガシ・オガタマのによる植栽はどこか気楽な佇まいで、通りを行く人と庭や家とを程よく関係づけています。

記:2023年8月



横須賀の家 久里浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

光のシークエンス

横須賀の家 久里浜

外壁はガルバリウム鋼板小波、仕上はシルバーの素地のまま、屋根も同じとしています。土留め壁や塀は経年変化が美しい枕木や杉板で構成しています。この二つの異なる仕上材料の並置によってつくりだされる雰囲気が、穏やかな住宅街に馴染んでいます。住み始めて28年をすぎた現在の様子です。

記:2023年7月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

まちかど

横須賀の家 追浜

ふわっと浮かんだ洗い出し仕上のステップを上った先は大谷石の玄関ポーチ。赤みのある茶色いドアが玄関、それに向かい合う黄色いガラリ戸(その裏には土間用サッシがあります)をあけると、ポーチからアトリエに直接出入りできます。焼杉の壁面はこの玄関アルコーブの奥まで続いています。そしてそれらを外壁から少し出っ張った横長の庇がくっきりとまとめあげています。

記:2023年6月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

まちかど

横須賀の家 追浜

谷戸の込み入った住宅街の一角、すぐそばを小さな川が流れ、古い家と立て替えられた家とが混然となりながら、山裾の木々に囲まれ穏やかな一体感を作り出している、そんな周辺環境のなかにこの家は建っています。

外壁は薄いベージュ色の平滑な窯業系サイディングで構成し、駐車スペースを確保するためにセットバックした一階の外壁面のみを黒々とした焼杉の竪張りとしました。

記:2023年5月



横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

粗い壁

横須賀の家 鴨居

ポーチの下をくぐりぬけると、木々の広がりに向かって開いたコンクリートの床が、山の斜面から突き出るように続いています。以前ここに住んでいた方が築造したものですが、構造設計事務所に調査を依頼し、この床に極端な荷重を掛けない限り問題はないという判断を得て、建て主さんが車を停めたり、作業場として使っています。

この家の一階にはDIYのための工房にもなっているビルトインガレージがあり、そこへは二方向から入れるようになっています。一方は道路側から直接、もう一方はこの床側から、コンクリートの床とビルトインガレージがぐるっと回れるように有機的につながっているのです。

下から見上げれば、2階の大きな窓から室内の粗い壁が見えています。

記:2023年4月



週末ガレージ/砦 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

粗い壁

横須賀の家 鴨居

細い路地の突き当りにこの家は位置しています。
周囲の建物や雰囲気に呼応しながら、そっとそこにはめ込まれたかのように建っているのです。
ポーチの下はトンネルになっていて、その向こうに木々の広がりが続いている様子が見えています。
チャコールグレイの外壁は陰影のなかに後退してゆくようでもありますが、そのなかに白い窓枠が浮きあがって、爽やかな若々しさや聡明さというものを印象付けています。

記:2023年3月



週末ガレージ/砦 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

重なり合う場に浮かぶもの

桜が豊かな公園の一角に位置するカフェレストランの計画案。

地理的・歴史的な文脈が重なり合う場所に建つ建築であり、同時に、現在は人々がゆったりと散歩を楽しむ、そんな場にどのような空間をつくるべきか、と考えて提案したプロジェクト。規模はとても小さいけれど公共の場をつくりだすものでもあります。

雁行して配置された二本のヴォールト屋根の下はカフェレストランとして使われるけど、その使命を終えた時、内部は取り払われ屋根と壁だけが残されて、街や歴史や人々を繋ぐ門として残り続ける・・・。そんなことも想像しながら設計しました。

記:2023年2月



週末ガレージ/砦 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

週末ガレージ/砦

冬の景。

計画した当時は、平日と週末、都市と農業、大地と空、そして人と自然の結びつきを豊かなものにしていくものとして考えたのだけど、昨今の状況を振り返えれば、そんなのんびりしたことではなくて、むしろ人はこれからをどのようにサバイバルしてゆくのか、その時建築は何をなすのか、このことを考えさせるプロジェクトだったのかもしれない。

記:2023年1月



木島平村役場・村民会館プロポーザル 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

木島平村役場・村民会館プロポーザル

おおげさでなく ちょうどよい

そんなふうに考えて、木造とRC造を用い、外壁を地場産のスギで仕上げた、木島平の未来の風景をつくっていく建築の提案を行いました。

風景や風土共に建築が生きてゆく、ということはどのようなことだろう、そんなことを想像しながら。

記:2022年12月



稲田コレクティブプラットフォーム 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

稲田コレクティブプラットフォーム

福島県須賀川市稲田地区に「未来に生き延びるための地域デザイン」として、四つのNPO活動とそれを支えるための分棟形式の建築を提案しました。

蓄電型の太陽光発電を積極的に採用し、建物の屋根は全て平らにしてその上に太陽光発電パネルを設置する計画としています。また自然換気や通風を生かし、庇等を活用して、断熱性が高く小さなエネルギーで維持できる建物としました。加えて温泉の排熱を利用した、ヒートポンプ式の冷暖房を取り入れています。

外部の仕上は福島県産の厚い杉板。その内側に本来の外壁があり、それを厚い杉板が、熱や日射、あるいは風や冷気から内部空間を保護します。少しずつ風景に馴染みながら、雑木林や土地そのものと一体化していくでしょう。

それぞれの建物は、外に深い庇を差し伸べ、あるいはその下でおしゃべりができるようなアルコーブを持っています。多様で豊かなストーリーが生まれる場でありたいと考えました。

記:2022年11月



風の歌を聴け 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

岬の先の家 / 風の歌を聴け


その家は、岬の先の茂みをぬけたところで、静かに建っている。

間口は一間半ほど、4.5m程の壁の上に半円形がのっている。高さはあわせて6.3mぐらい。正面向かって右端のほうに小さな木製のドアがついているが、その面全体が細長い大きな扉のようでもある。

中に入ってみると、奥行き4間ぐらいの細長い部屋になっている。天井は半円形のかまぼこ型。ギャラリー、あるいは小さな礼拝堂のような雰囲気だろうか。大きくもなく小さくもない正方形のガラス引戸が、一方の壁には三連、反対側の壁にひとつついている。印象としては幅が狭くて圧迫感があるいう感じではない。

外からの光や木々の影のゆらめきがこのガラス引戸から入ってきて、それがコンクリートのたたきの床に反射し、壁や天井をほんのり照らし上げている。がらんとはしているけれどけっして寂しい感じはしない。視線はガラス戸からその先の木々の間に抜けていき、適度に包まれた静かな部屋である。

奥の壁の真ん中には戸がついている。その先にも部屋があるのだろうか。左手には下のほうにおりる階段がある。水音がするので水場か何かが下にあるのだろう。右手はガラスの小さなドアがあり外に出れるようになっている。その向こうに離れがあるようだ。

外に出てみる。幅の狭い階段を数段下がって細い通路をいくと、その先に正方形の小さな建物がある。幅も高さも一辺が二間程度だろうか。その向こうに木製のやぐらのようなものが見えいてそれも気になるけれど、とりあえずこの建物の中に入ってみる。なかは八帖ほど。床に座り込んで窓から外を眺めると、壁のあちこちにあけられた窓の先にちらちらと海と水平線がみえる。そうだ岬の先に来ていたんだった。すこし海の上に浮かんでいるような気にもなる。

外の通路に戻る。途中に梯子段のようなものがあったことを思い出して、それをおりてみると、木製の橋のような場所に出た。この橋は最初に入った部屋や離れに対して少し向きが斜めに振られているようである。離れの下をくぐってそのまま進むと、火の見やぐらのような木の格子でできた塔の下にでた。見上げれば上へあがる梯子がついている。

梯子をしばらくのぼると畳2枚ほどの小さな板張りの床のあるところに着いた。木の格子で囲まれてはいるけれど、それでも結構高いところなのですこし怖い。遠くに水平線を見ながらきらめく光に包まれるような感覚に満たされる。海からの風は少し冷たい。それでも風の歌を聴きながらしばらくの間そこに佇んでいた。


岬の先の家「風の歌を聴け」
原案制作:1985年頃 ドローイングとテキストは再制作したもの

記:2022年10月



品川の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

品川の家

品川の家を計画していた時に、建て主さんとイメージを共有するために描いたスケッチです。

難しい敷地の状況や込み入った計画のいきさつへの応答、建て主さんたちの考え方や生き方との対話、具体的に可能な工法、費用の問題、とにかく沢山ある本やレコードやCDやその他さまざまなものへの対処など、考えなければならないことにきりはなく・・・。しかし、どこかでそれらをぐっと重ね合わせ、ひとつの状況や姿へと収束させていかなくては、建築にはなりません。

そのきっかけを掴むことができたのがこのスケッチだったような気がします。
ここでなにを成すのか、それを気付かぬ間に語りはじめていたのでした。

記:2022年09月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

ふと見上げると、ゆったりとした切妻天井の下で、木の柱、建て主さんが持ち込んだユーモラスな照明器具、柔らかな光を放つ薄灰色と薄桃色の雁行する壁、天窓や窓からの光などが、軽やかに戯れている、
そんな横須賀の家 追浜 2階の天井の様子です。

記:2022年08月



深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

東京都世田谷区深沢の住宅密集地に建てた木造三階建ての家です。旗竿型の敷地ゆえ周囲には隣家が迫っています。そのような条件の下で、いかに快適で気持ちの良い室内空間を確保するかが大切な課題となりました。この写真は三階の子供室とそこに至る階段室を撮ったもの。斜線制限や日影規制から規定された屋根勾配がそのまま天井として内部に現れています。木造三階建ての住宅には様々な法規制がかかり、とかく雰囲気が重くなりがちですが、高窓からの光が二階に設けたLDKまで届くように工夫するなど、この家では明るく軽やかで、気持ちの良い室内空間が実現されています。

記:2022年07月



横須賀の家 鴨 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 鴨居

タモの集成材で造作した階段手摺です。 柔らかなグレーの壁面に静かに浮かび上がるような、そっと手を掛けたくなるような、そんな手摺でありたいと思いました。階段は直角に曲がって上って行く形式なので、どうしても手摺に段差ができてしまいます。この家では無理にそれを繋がずにおさめることにしました。改めて考えてみれば、この家の他の部分、例えば仕上げられた壁面と構造をそのまま現した壁面を同時にそこに存在させる、そんな考え方と連続していたのかもしれません。

記:2022年06月



稲城の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

稲城の家

里山の風情を残す高台の敷地に建てた木造二階建ての家です。
二階に設けた主室への採光は主に高窓から行います。天井の高さは2.9m。高窓から穏やかな陽光が室内に入ってきます。北側の横長窓からは山裾の様子や、稲城の街がよく見えます。

一日をとおして生き生きとした光の移り変わりが美しい、静かな光に満たされる室内です。

記:2022年05月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

横須賀市追浜に建てた家。
表情豊かな肌理を持つ能登仁行和紙で仕上げた壁に、自然光が上方から、また時に床に反射して、そこに様々な表情を現象させます。そして、そこにあなたがどこかの「まちかど」で出会った風景が浮かび上がるのです。

そんなことを想像しながら設計しました。
電動開閉式の窓を備えたトップサイドライトは、自然光を導入し風を生みだす役割も担っています。

記:2022年04月



横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 鴨居

横須賀市鴨居、馬堀海岸方面や浦賀水道を望む高台の細い路地の突き当りにこの家は建っています。トンネルのようなポーチをくぐりぬけると空へ広がる北側斜面に突き出たコンクリートのスラブ。設計の途中で外壁についてのイメージを建て主さんに聞いたところ、岩のような感じ、鴨居の山に突き出た岩石!とのことでした。岩石というわけにはいかなかったけれど、硬質で不思議な色合いのサイディングを建て主さんと私たちでショールームで随分とねばって選んだことを思い出します。下から見上げれば、2階の大きな窓からその向こうにある高窓と南の空が見えています。

記:2022年03月・02月



深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

世田谷区深沢に建てた家。四方を囲まれた密集地の旗竿敷地に建つ木造三階建ての家です。高窓や天窓などの配置・大きさ・形状の工夫によって、明るく過ごしやすい室内になりました。この家には、路地や小径、その先の開けた中庭を散歩しているような心地よさがあります。張り出した床や柱なども、バルコニーや軒先のように思えてくるのです。

記:2022年01月



横須賀の家 久里浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 久里浜

横須賀市久里浜に建てた家。1階の居間・食堂です。1995年に竣工して以来、内部の家具や家電や照明器具などはその時その時で移り変わってはいますが、建物そのものには手を入れていません。正面性を大切にしていますが、同時に、窓や造作家具の位置、開口部の高さなどが微妙にずれあい呼応しあうことで、穏やかな流れのような雰囲気となるよう配慮されています。季節やその時々に応じて変えているカーテンや家具の配置、そして光の具合などが、内部と外部とを関係づけ、その表情をさらに豊かなものにしてゆきます。

記:2021年12月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

横須賀市追浜に建てられた家。2階の居間・食堂です。正面の飾棚の向こうが台所。穏やかな灰色の壁や天井に包まれるように、シナ合板で製作した家具や能登仁行和紙で仕上げられた雁行壁面が続いてゆきます。私たちはこの空間を「まちかど」と名付けました。その先のかどを誰かがふっと横切った、そんな気がしたのです。

記:2021年11月



横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 鴨居

横須賀市鴨居に建設した家のキッチン。建て主さんはとにかくシンプルなキッチンを希望していました。そして使いながら必要な収納などをDIYで自ら付け加えてゆくことを考えていました。建て主さんの希望と予算のバランスから、シンクのついた少し大きめのアイランド型カウンターとガスコンロ・レンジフードだけがついた壁側のカウンターという構成に。天板のステンレスや機器以外は大工さんが現地で製作しました。コンロ前のタイルに反対側の窓からみえる空や木々が移り込んでいますね。明るく開放的で気持ちの良いキッチンです。

記:2021年9・10月



横須賀の家 久里浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 久里浜

横須賀市久里浜に建設した家。久里浜の家の吹抜けに生気を吹き込むのは二つの高窓。そのひとつは東の外壁に位置する「黄色い窓」、そこを竹の竿で明ければ朝の新鮮な光が射し込んでくる。もう一方は、二階の書斎に面する「黒い窓」。この二つの高窓が、家の中にそして家の中で、さまざまなつながりや関係を生み出してゆく。

記:2021年8月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 鴨居

横須賀市鴨居に建設した家。仄暗く落ち着いた雰囲気の個室から明るく広がりのある食堂をみています。粗い構造用合板の壁や天井のなかに、柔らかな印象の壁紙や鮮やかな色のふすまが浮かび上がります。すくっと伸びた構造柱の足元にはTVが取り付けられる予定です。紙をくるっと巻いたような形のものは、建て主さんが選び抜いたドイツ製の照明器具。

記:2021年7月



横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

横須賀市追浜に建設した家のキッチンです。木製の引戸をあけると、食堂や居間とつながります。そしてずっと向こうの窓やその先の緑の木々にまで視線は伸びてゆきます。引戸の把手はNY近代美術館のコレクションにもなっている黒川雅之さんのGOMシリーズから。

記:2021年6月



横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 鴨居

横須賀市鴨居の高台に建設した住宅です。敷地は路地の突き当り。視界は門のようなポーチをくぐりぬけ、高台ならではの眺めの良い景色へと広がってゆきます。

記:2021年5月



横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 鴨居

横須賀市鴨居の高台に建設した住宅です。遠くの家並みを見渡すことができる室内は、木構造をそのまま現しとした壁によって二つの空間に分割されています。一方は大きな窓からの光で満たされ、もう一方では分散配置された小さな窓からの光が室内を浮かびあがらせます。この家の住人は、この壁を通過/くぐりぬけるたびに、新しい風景をそこに得て、そこを生きることができるのです。

記:2021年4月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

横須賀市追浜に建つこの家では、石川県輪島市の遠見和之さんが手漉きでつくる能登仁行和紙をさまざまな部分に張りました。 写真に見えているのは 珪藻土入りの土入り紙。漉き込む際に入れる珪藻土も焼成前と焼成後のものとでは色が微妙に異なります。その 土入り紙 が持つ豊かな表情を、さまざまに移り変わってゆく室内の光や明るさが浮かび上がらせてゆくのです。

記:2021年3月・2月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

横須賀市追浜に竣工した住宅です。もしかしたら現代の家とは、さまざまな暮らし・時間・場所・そして人が出会うところ、と考えることもできるかもしれません。そんな理由でわたしたちはこれに「まちかど」と名付けました。

私たちの暮らしはけっして家の中だけで完結しているわけではありません。もしかしたら家とは、複数ある居場所のうちのひとつなのかもしれません。
それゆえ、家族はこうあるべしとか、暮らしとはこういうものだとか、そういうことを建物が示唆したり、それを強いるようなものには可能な限りしたくないと考えています。(民家とか三丁目の夕日・・・とか、どちらかといえば苦手です)
一緒に住むそれぞれの人の暮らしや居場所が、ひと時そこで重なり合い、それを共にする、家をそんな場所だと捉えることはできないでしょうか。
そして同時に、日々の暮らしそれだけではなく、そこに住むそれぞれにとっても、家のどこかで、ある瞬間をきっかけに、なにかをふと思い出したり気持ちを馳せたり、それらの夢想や物語を育み紡いでゆくところでありたい、と私たちは思っています。

これからの年月をとおして続いてゆく日常を人が暮らし、紡がれてゆく幾つもの物語を人と家とが共に生きること、そんなことを考えていたら「まちかど」という言葉/イメージが浮かんできたのです。

記:2021年1月



横須賀の家 久里浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 久里浜

静かな光に満たされる白い部屋。

記:2020年12月



横須賀の家 久里浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 久里浜

どういうわけかこの久里浜の家に居ついたしっぽの短いねこが塀の上の板の上でゆっくりお昼寝中。杉板の塀と杉足場板のウッドデッキをつくったのが2002年頃。台風で傷んだ部分などを修繕しながら、あちらこちらアップデートしながら今に至っている。
ねこのほうは、数年前にいなくなった。今思えばウッドデッキの上で窓の前に座ってこちらをじっと見ていたあれが「じゃあね・・」というあいさつだったのかもしれない。
そんな久里浜の家の庭の物語。

記:2020年11月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

横須賀市追浜に竣工した住宅です。二階の大きな部屋の一番奥に床が少し上がった畳敷の室を設けました。壁いっぱいの棚の間には窓があり、その向こうに見える木々へと視線が伸びてゆきます。手前の柱はこの家で唯一構造「柱」が現れている部分ですが、それは同時に、仕切りになったり、視線を受け止めたり、背中を支えるものになったり・・・。この家の中でとても大切な要素の一つになっています。

記:2020年10月



さいたま市 浦和の家 二期工事 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

さいたま市 浦和の家 二期工事

さいたま市浦和区で進行していた浦和の家二期工事が完了しました。2016年に竣工した浦和の家(2×4住宅のリフォーム)に、四人の子どもたちのための部屋をあらためてつくるという計画です。全館空調システムの空気の流れを生かしながら、それぞれの子供たちの居場所をゆるやかに仕切り特徴づける、そんな空間をつくるプロジェクトでした。

記:2020年9月



横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 鴨居

横須賀市内に計画している住宅の内観スケッチです。高台の上に立地するため、正面北側の大きな窓からは、馬堀海岸方面の景色が良く見えます。内部は大部分を木の構造体や 構造用合板がそのままあらわれた状態で仕上げとします。納屋のような感じでしょうか。建て主は住みながら少しずつ自分の好みに仕上げていくことを楽しみにしています。

記:2020年8月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

横須賀市追浜に建設した家のキッチンです。ステンレスカウンター、緑色の和柄の組み合わせがきれいなタイル、木製のカウンター。ちいさな引戸をあけると、食堂や居間とつながり、さらにずっと向こうの窓の先の緑の木々にまで視線は伸びてゆきます。引戸の把手はNY近代美術館のコレクションにもなった黒川雅之さんのGOMシリーズから。

記:2020年7月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

横須賀市追浜に建設してきた家です。まちかどのような雰囲気になると良いなと思って計画を進めてきました。画像は居間・食堂の壁。ふっとそこに今まで気がつかなかった奥行がみえてくる。そんな瞬間、そこにまちがどが現れるのです。

記:2020年6月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

横須賀市追浜に建設してきた家の工事がほぼ完了です。まちかどのような雰囲気になると良いなと思って計画を進めてきました。ふっとそこに、 いつものように、いつものような、いつもと違う、ゆたかな出会いがある。そんな素敵な家ができたと思っています。

記:2020年5月



横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 鴨居

横須賀市内に計画中のプロジェクト。現在実施設計も終盤。居間・食堂の初期段階のスケッチ。立地する高台からは広々とした景色を望むことができます。

記:2020年4月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

神奈川県横須賀市内でプロジェクトが進行中の 追浜の家 です。もうすぐ竣工します。写真は壁のディティール。能登仁行和紙さん(手漉き和紙です。ご本人は紙屋と呼んでほしいとのこと)に来てもらい、いろいろな和紙を張ってもらっています。写真にあるのは焼いていない珪藻土を練りこんで漉いたもの。

記:2020年3月



世田谷区 深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

世田谷区深沢の狭小旗竿地に建つ木造3階建て住宅です。幅4mのゆったりとした明るいキッチン。収納もたっぷり、使いやすいキッチンです。造作家具として製作しました。

記:2020年2月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

神奈川県横須賀市内でプロジェクトが進行中の 追浜の家 です。木造躯体の工事が進行中のようす。天井が高いので移動式の足場を使っての工事です。内部は仕上げる予定のため、構造材が見えるのはもう少しの間だけ。明確な骨格は美しく、これが見えなくなってしまうのは惜しいのですが、きっとこの凛々しさは仕上げが行われた後もその背後からにじみでてくることでしょう。

記:2020年1月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

神奈川県横須賀市内でプロジェクトが進行中の 追浜の家 です。道に面する部分を焼杉で仕上げます。屋根の上にとび出しているのはトップサイドライトです。様々な要素がゆるやかに関連付けられながら、お互いに尊重しあうような全体像が現れることを目指しています。

記:2019年12月



横須賀の家 追浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 追浜

神奈川県横須賀市内でプロジェクトが進行中の 追浜の家 です。イメージは「まちかど」。一戸建ての住宅ですが、もしかしたらこれからの住まいは「家」というよりも「まちかど」のようなもの、かもしれない。そんなふうに思っています。

記:2019年11月



世田谷区 深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

世田谷区深沢の狭小旗竿地に建つ木造3階建て住宅です。この家の階段は、光に向かって昇っていく洞窟、あるいは胎内めぐりのような雰囲気です。

記:2019年10月



横須賀の家 鴨居 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

Project T

横須賀市内に計画中のプロジェクト。立地する高台からは広々とした景色を望むことができる。シンプルなシルエットとそぎ落とされた仕上げ、ローコストながら豊かなひろがりを内包する。

記:2019年9月・8月



府中の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

府中の家

築35年以上たった古い軽量鉄骨造の住宅をスケルトンリフォームしました。 老夫婦がストレスなく楽しく暮らすためのバリアフリーの住まいつくりです。
いろいろな都合で部分的に古いサッシを残すことになりましたが、それはそれでとても美しいシーンをつくりだします。昔の立体的な摺りガラスは何とも言えない不思議な光の効果を生み出し、その家がたどってきた長い道のりへと私たちの気持ちを導いてくれているようです。

記:2019年7月



深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

この家のリビングは北向き。そして窓から手を出すと隣の家に届きそうなぐらい密集した場所にこの家は建っています。それでも明るい光がほしい。そのために3階に設けた南向きの子供室と2階の北向きリビングとの間に大きな開口を作りました。光が子供部屋をとおって下に降りてきます。それと一緒に子供たちの楽しそうな雰囲気も伝わってきます。建具はシナベニア、枠は雲杉でつくりました。

記:2019年6月



横須賀の家 久里浜 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

横須賀の家 久里浜

外壁はガルバリウム鋼板の波板、仕上げは素地仕上げです。
この写真は数年前のものですが、竣工から25年近くたった今もまだきれいです。ただし北側の壁面だけは機能的には問題ないにしても、もらい錆などが出てきているので、どのようにメンテナンスしていこうか思案中です。

記:2019年5月・4月



稲城の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

稲城の家

東京都稲城市、 里山の風情を残す高台の敷地に建てた住宅です。 一日を通じた光の移り変わりが美しい、静かな光に満たされる室内を持つ住まいです。幅5.2mの大きな横長窓の向こうには穏やかな風景が広がっています。

記:2019年3月・2月



木島平村役場・村民会館プロポーザル応募案 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

木島平村役場・村民会館プロポーザル応募案

木造とRC造を用い、外壁を木島平産のスギで仕上げた、おおげさでなくてちょうど良い、そんな木島平の未来の風景をつくっていく建築の提案です。

記:2019年1月



小径をめぐる出来事 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

小径をめぐる出来事

太平洋に面する千葉県旭市の海岸に、セカンドハウスを主なターゲットとした、温泉つきの新しい分譲住宅地を建設するにあたり、そのコンセプトとプロトタイプとしての住宅を求めた設計競技において、優秀賞を受賞した計画です。

記:2018年12月



品川の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

品川の家

住宅と町工場が密集する地域に敷地があり、既存住宅の建て替え、二世帯住宅です。二階に設けたリビングに穏やかな日差しが入り込みます。壁面はすべて本やレコードやCDなどを収納する可動棚や引き出し。ダイニングテーブルはこの家のために家具デザイナーの藤森泰司さんに依頼してつくっていただいたもの。

記:2018年11月



深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

キッチンは オーダーメイドでつくりました。 横幅4Mの広いキッチンカウンターを実現しています。手持ちの什器や調理器具、調理家電などがすべて納まるように十分な収納を確保しています。隣接して洗濯コーナーと室内物干し室をつくり、家事動線の集約化を行ないました。

記:2018年10月



南飛騨健康学習センター 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

南飛騨健康学習センター

山間に既存の民家などが点在する地域で、その中に健康を学ぶための施設を計画するというものです。 岐阜県の萩原町で行われた南飛騨健康学習センターの設計コンペに応募し、入賞/最終五選となりました。 施設全体を4つのステージに分け、それらを“にわ”や、屋外空間、屋外通路・スロープなどを介して繋げ、それぞれのブロックを今後改修され、活用されていく周囲の既存の民家のスケール感の連続として扱います。敷地と配置計画の関係を工夫することによって、最小限の造成で豊かな場所をこの敷地に発見することを可能にする計画です。

記:2018年9月



小径をめぐる出来事 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

小径をめぐる出来事

太平洋に面する千葉県旭市の海岸に、セカンドハウスを主なターゲットとした、温泉つきの新しい分譲住宅地を建設するにあたり、そのコンセプトとプロトタイプとしての住宅を求めた設計競技において、優秀賞を受賞した計画です。

記:2018年8月



深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

この家が醸し出す雰囲気は、路地や小径、その先にある開けた中庭や街角を、気軽に散策するような感覚に近いかもしれません。心が自由に広がっていく様々なきっかけが家のなかにあり、それをたよりにここで暮らすひとそれぞれの気持が生き生きとしていきます。場所やそこで起る出来事をお互いに共有しつつ、同時に、それぞれが持つ異なる時間や気持も尊重される、そんな暮らしをこの家が導きます。

記:2018年7月



軽井沢の礼拝堂・住宅 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

軽井沢の礼拝堂・住宅

軽井沢の別荘地に計画した、個人用の礼拝堂と住宅の計画です。建主さんは、パイプオルガン奏者で、この礼拝堂には、あらたに海外で製作したパイプオルガンが納められ、演奏会にも使用することが想定されています。
礼拝堂とポーチ、住宅の部分には、連続した一体の屋根がかけられました。その姿は、霧の中に佇んだ一つのシルエットとして、パイプオルガンの響きと共にゆっくりと現れてきます。

記:2018年6月



府中の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

府中の家

築35年ほどの軽量鉄骨造2階建て住宅の1階部分のスケルトンリフォーム。
老夫婦がストレスなく楽しく暮らすためのバリアフリーの住まい作り 。

記:2018年5月



深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

刻々と移り変わる光、それによってつくられる陰影、造作された家具やディティールの表情が、そこで暮らす家族一人ひとりを、それぞれの「いつかどこかで見た風景」へといざないます。家それ自体は、かれらにとって親密な存在でありたい、と考えています。

記:2018年4月



稲城の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

稲城の家

東京都稲城市、 里山の風情を残す高台の敷地に建てた住宅です。 一日を通じた光の移り変わりが美しい、静かな光に満たされる室内を持つ住まいです。手前の腰壁の背後にはキッチンカウンター。そのむこうに造り付けの戸棚やカウンターを設け、食器や家電などを機能的に収納します。

記:2018年3月



朝霞の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

朝霞の家

埼玉県朝霞市に建てた木造三階建の住宅です。 この家の三階は、大きな屋根裏部屋のような雰囲気。壁はボードを仕上ずにそのまま現し、柱や筋交いなども露出しています。南に向いた階段上の大きな開口部が、階下に明るさと通風をもたらします。窓の外のとなりの屋根の上には、空が広がります。建主と施工者と設計者の創意工夫で実現した、ローコストだけれどおおらかな家です。

記:2018年2月



久里浜の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

久里浜の家

階段を下りた先で、明るい光がどこかへ招いてくれているようです。なんだか、いつかどこかで出会った街角のようにも思います。その先にはどんな風景が広がっているのでしょうか。
2018年の3月で、竣工してからまるまる23年になりますが、今もあたらしい発見がある、あたらしい風景がうまれる、そんな建築です。

記:2018年1月



浦和の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

浦和の家

築10年ほどの ツーバイフォーメーカーハウス をリフォームしました。リフォームにあたって、内部空間の捉え方・つながり方を組み立て直すことが必要になりました。それを担ったのが、吹抜けとその下のキッチンを中心として展開する、木製の壁や棚や手すりなどです。それらをお互いに呼応し合うひとつづきのものとして扱い、この住宅の空間を、そしてここでの暮らしを再構成する重要な家具群として設計しました。

記:2017年12月



深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

刻々と移り変わる光、それによってつくられる陰影、造作された家具やディティールの表情が、そこで暮らす家族一人ひとりを、それぞれの「いつかどこかで見た風景」へといざないます。家それ自体は、かれらにとって親密な存在でありたい、と考えています。

記:2017年11月



神奈川県家畜保健衛生所 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

神奈川県家畜保健衛生所

普段は関係者以外は立ち入ることが出来ない施設ですが、毎年10月には「家畜に親しむつどい」が行なわれて、多くの来訪者で賑わいます。機会があれば訪ねてみてください。

記:2017年10月



深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

幅4mのゆったりとした明るいキッチン。収納もたっぷり、使いやすいキッチンです。造作家具として製作しました。

記:2017年9月



神奈川県家畜保健衛生所 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

神奈川県家畜保健衛生所

家畜の保健や衛生を、管理したり検査したりするための施設です。敷地は、里山の風情が残る一角で、周辺には大きな立ち木が多数植えられています。建物は、部門ごとにグルーピングされ、それを一筆書きのように中廊下でつないだ構成になっています。外観は、部門ごとにブロック分けられた建物が、全体として一つの群のように見え、周りの豊かな風景に溶け込むように配慮されています。
機能的でわかりやすい平面計画、群のように集う幾つもの勾配屋根を持った建物、それらがトップサイドライトを持つ廊下でつながれている、そんな建物です。

記:2017年8月



浦和の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

浦和の家

築10年ほどの ツーバイフォーメーカーハウス をリフォームしました。リフォームにあたって、内部空間の捉え方・つながり方を組み立て直すことが必要になりました。それを担ったのが、吹抜けとその下のキッチンを中心として展開する、木製の壁や棚や手すりなどです。
キッチンに隣り合って一方はダイニング、もう一方はスタディーコーナーと続きます。吹抜けの先、2階にリビングがあります。吹抜けを介して、1階と2階がつながり、キッチンを介して家族の暮らしがつながります。

記:2017年7月



浦和の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

刻々と移り変わる光、それによってつくられる陰影、造作された家具やディティールの表情が、そこで暮らす家族一人ひとりを、それぞれの「いつかどこかで見た風景」へといざないます。家それ自体は、かれらにとって親密な存在でありたい、と考えています。

記:2017年6月



久里浜の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

久里浜の家

静かな室内。正面の黒い部分はTV。

記:2017年5月



深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

キッチンは オーダーメイドでつくりました。 横幅4Mの広いキッチンカウンターを実現しています。手持ちの什器や調理器具、調理家電などがすべて納まるように十分な収納を確保しています。隣接して洗濯コーナーと室内物干し室をつくり、家事動線の集約化を行ないました。

記:2017年4月



深沢の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

深沢の家

刻々と移り変わる光、それによってつくられる陰影、造作された家具やディティールの表情が、そこで暮らす家族一人ひとりを、それぞれの「いつかどこかで見た風景」へといざないます。家それ自体は、かれらにとって親密な存在でありたい、と考えています。

記:2017年3月



久里浜の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

久里浜の家

外壁はガルバリウム鋼板(素地)、外構の土留めは枕木、塀は杉板です。

記:2017年2月



山王の家 横須賀市の建築設計事務所 小形徹 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

山王の家

築30年以上経ったRC造5階建て建物の4階部分のリフォームです。スケルトンまで戻した後、水まわりもすべて移動しながら、元々この建物が潜在的に持っていた、日当たりや風通しの良さといったものを引き出すことを目標としました。

記:2017年1月



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小形 徹 * 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所
Toru Ogata * Yumiko Ogata + Prospect Cottgae Architects